さつまいもの育て方とは?初心者でも栽培できるポイントとは?

さつまいも

さつまいもは体のエネルギー源となる炭水化物が豊富なだけでなく、
食物繊維やビタミンCなどの栄養も多く含まれているため
腸内環境を整える効果が期待でき、美容や健康にも嬉しい野菜です。
加熱してもビタミンCが壊れにくいため、離乳食などにも便利な食材です。
栄養満点で甘くて美味しいさつまいもの育て方をご紹介します。

目次

さつまいもの基本情報

科名・属名:ヒルガオ科サツマイモ属
学名: Ipomoea batatas
植え付け期:5〜6月
収穫時期:9月〜11月
病気:つる割病
害虫:アブラムシ、ヨトウムシ

適した環境

地植えの場合、種まきの2週間前に苦土石灰を全体に散布して耕します。
1週間以上前に堆肥と化成肥料を与えて再度耕します。
水はけが良く有機質の成分と相性の良い土が適しているため、
プランターでの栽培の場合、野菜用の培養土を活用すると便利に栽培できます。

おすすめの培養土
「ハイポネックス 野菜の培養土」

日当たり

1日6〜8時間くらい直射日光の当たる場所に置きましょう。

プランターでの栽培方法

用意するもの

・さつまいもの苗
・プランター(深さが30cmのもの)
・培養土
・化成肥料
・鉢底石
・移植ゴテ

プランターでの植え付け

プランターに鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。
土はプランターの8割くらいまで入れてください。
63型のプランターのサイズに対して2本を目安に植え付けます。
深さ5cmほどの溝を掘って、苗を寝かせるように置きます。
葉っぱや成長点を外に出して土を被せます。
植え付け後は鉢底からたっぷりと水が出るくらい水やりを行います。

おすすめのプランター
「リッチェル 菜園上手 63型N」

さつまいもの苗の選び方のポイント

・茎が太い
・葉っぱの色が濃く、元気で枯れた葉っぱが少ない
・節と節の間が詰まっており、節の数が多く葉っぱが7〜8枚ほど付いている
・つるの長さが20〜30cmくらい

さつまいもの苗はシーズンになると
ホームセンターなどでも購入することができます。

詳しい育て方

水やり

基本的には土の表面がしっかりと乾いたらたっぷりと水やりを行います。
水やりのしすぎには注意が必要です。
よく観察しながら水やりを行いましょう。

除草

植え付けから1ヶ月ほどは雑草が生えたら抜いてあげましょう。
つるが伸びてくると雑草は生えにくくなってきますが、
なるべく成長の妨げにならないようにしっかりと除草してください。

肥料

さつまいもは基本的に追肥の必要はありません。
葉っぱが黄色くなっている場合、肥料切れを起こしている可能性があります。
少しだけ追肥して様子を見るようにしましょう。

おすすめの化成肥料
「住友化学園芸 マイガーデン ベジフル」

病害虫

さつまいもはつる割病になりやすいです。
新しい培養土で栽培する場合は特に問題ないですが、
連作する場合は土壌洗浄するなど対策を行いましょう。
害虫はアブラムシやヨトウムシなどに注意が必要となります。
葉っぱの裏など、よく観察して見つけ次第すぐに取り除きましょう。
もし駆除できない場合は、殺虫剤で対策しましょう。

おすすめの殺虫剤
「住友化学園芸 ベニカベジフルスプレー」

つる返し

さつまいもはつるにも根を張ります。
根を張ってしまうと栄養がとられてしまいますので
土からつるを離す必要があります。このことを「つる返し」と呼びます。
プランターの場合、つるが土に付いていない場合はする必要はありません。

つるぼけとは?

つるぼけとは、葉っぱやつるばかりに栄養が入ってしまい、いもが成長しない現象のことを言います。
主な原因としては、以下の通りです。

・チッ素肥料が多くなってしまっている
・水分が多すぎている
・日当たりが悪い
・風通しが悪い(株間が狭い)

詳しい育て方を確認しながら栽培すれば問題ないですが、
つるぼけすると収穫量がかなり減ってしまいますので注意しましょう。

収穫

収穫の合図は葉っぱを目安にすると良いです。
葉っぱや茎が少し枯れてきた頃が収穫時期となります。
心配な場合は少し土を掘って十分に成長しているか確認してからにしましょう。

つるを引っ張って収穫するイメージがありますが、
いもを傷つけないように、周りから少しずつ土を崩しながら収穫しましょう。

収穫する日はよく晴れた日の午前中に作業を行いましょう。
収穫した後に2〜3時間ほど天日干しにし、乾燥させると保存しやすいです。
そして1つずつ新聞紙に包み、段ボールなどに入れて保管しましょう。
保管場所は日が当たらない、通気性が良いところがベストです。
通気性が悪いと腐ってしまうため注意しましょう。

さつまいもの種類

紅はるか: ねっとりとした食感が特徴で、甘さが強いため焼き芋がおすすめです。
安納芋:鹿児島県種子島のブランド芋で、とてもねっとりしていて甘さが強いです。
紅あずま: ホクホクとした食感が特徴で、天ぷらやスイーツなど幅広く利用されます。
鳴門金時: ホクホクした食感と上品な甘さで、さまざまな料理に向いています。
シルクスイート: なめらかな食感と上品な甘さが特徴です。

子供にも大人気のさつまいも
保育園や幼稚園などでも芋掘り体験がありますが、
ご自宅でも育てられるため、お子様と一緒に栽培してみてはいかがでしょうか。

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