春菊(シュンギク)の育て方!種まきからプランターで栽培する方法とは?

syungiku

独特な香りとほろにがさが特徴の春菊。
βカロテンやビタミン類が豊富で、さらに葉酸や鉄も含まれていることから
女性に人気の食材です。お鍋に入れたり、ナムルやサラダにしても美味しいですよね。
そんな春菊をご自宅のお庭で育ててみませんか?
土づくりや水やりの方法など育て方の基本情報はもちろん、
プランターで種から栽培する方法を詳しくご紹介いたします。

目次

基本情報

科名・属名: キク科シュンギク属
学名: Glebionis coronaria
別名: キクナ(菊菜)
種まき時期:3月~5月(春まき) 9月~10月(秋まき)
植え付け期: 本葉が2~3枚になった頃
収穫時期:5月~7月頃(春まき) 11月~1月頃(秋まき)
主な病気: べと病、うどんこ病、立枯病
主な害虫: アブラムシ、ヨトウムシ、ハモグリバエ

適した環境

地植えの場合、種まきの2週間ほど前に苦土石灰をまいて良く耕し、土壌のpHを整えます。
また、種まきの1週間ほど前に化成肥料を追肥すると良いでしょう。
プランターで育てる場合は、市販の野菜用培養土で栽培しましょう。

おすすめの培養土
「ハイポネックス 野菜の培養土」

日当り

日当たりと風通しの良い場所を好みます。
プランター栽培の場合、良い場所に設置してあげましょう。
ただ、夏の強い日差しには弱いため、午後は日陰に入れるなど、季節に合わせて環境を整えてあげましょう。

プランターでの栽培方法

準備するもの

・春菊の種
・プランター
・野菜用培養土
・・鉢底石
・ジョウロ
・剪定ばさみ

おすすめのプランター
「リッチェル(Richell) ハナール ワイドプランター 65型」

手順

プランターの底が見えなくなる程度に鉢底石を敷きます。
プランターの縁から3cmくらいまで培養土(ハーブ・香草の土)を入れて平らに整えます。

種まきは「筋まき」を行います。
おすすめのプランターであれば、
長辺に沿って指で深さ1cm程度の浅い溝を2本、条間を15cmくらい空けて作ります。
作った溝に種を1cm間隔くらいでまきます。
種に薄く土を被せて、ジョウロで優しく水やりを行います。
種が流れてしまわないように、ゆっくりと水やりを行うように注意しましょう。
鉢底からたっぷりと水が流れるくらいに水やりを行います。
また、発芽までは土の表面が乾燥しないようによく観察して水やりを行いましょう。

間引き

春菊は種まき後、3~1週間くらいすると発芽します。
本葉が2~3枚くらいになったら、株間が3cmくらいになるように間引きます。
茎が太く、葉っぱがしっかりと濃い色のものを残すようにしましょう。
間引きは引き抜いてしまうと、残す株を傷つけてしまう可能性があります。
剪定ばさみでカットして間引きを行いましょう。根本ギリギリでカットすると良いです。
間引いた株も食べることができます。

次に本葉が5~6枚くらいになったら、株間が5cmくらいになるように間引きます。

おすすめの剪定ばさみ
「近正(CHIKAMASA)チカマサ ステンレス 芽切鋏 T-550S」

追肥

基本的に市販の培養土で栽培する場合、追肥の必要はありません。

収穫

草丈が20cmくらいに成長したら収穫のタイミングです。
おおよそ種まきから30~50日くらいで収穫できますよ。

一度にたくさんの春菊を食べる場合は、株ごと引き抜いて収穫しましょう。
長く収穫を楽しみたい方は、株元から数センチを残して
外側からはさみでカットして収穫しましょう。
この収穫方法ですと脇芽が伸びてくるので、さらに収穫することができますよ。

病害虫

病気は高温多湿な環境で発生しやすいため、しっかりと間引きを行い、風通しの良い場所で栽培しましょう。
もし病気になってしまった場合はすぐに摘み取るようにしましょう。
アブラムシ、ヨトウムシなど害虫被害も同様です。
葉っぱの裏などもしっかりと観察し、見つけ次第すぐに取り除きましょう。
それでも改善しない場合は、殺虫剤を散布しましょう。

おすすめの殺虫剤
「住友化学園芸 ベニカベジフルスプレー」

春菊の種類

春菊は主に3つの種類に分けられます。
1.大葉種
葉っぱの切れ込みが浅く入っており、丸みがあって、厚みもあり柔らかいのが特徴です。

2.中葉種
葉っぱに切れ込みが多く入っており、香りが強いのが特徴です。
一般的にスーパーなどで販売されているものは、ほとんどがこの種類です。

3.小葉種
葉っぱが小さく、切れ込みも多いのが特徴です。

ホームセンターなどでよく販売されている種でおすすめは
「中葉春菊」です。春まき、秋まきどちらでも適応しているのでおすすめですよ。

あまり栽培に手間がかからず、初心者の方でもおすすめです。
ぜひご自宅のお庭はもちろん、ベランダの省スペースでもプランターがあれば
栽培が可能ですのでチャレンジしてみて下さいね。

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