ミモザの育て方とは?庭木におすすめ!ご自宅で栽培する詳しい方法は?

ミモザ

エディブルフラワー(食用花)としても知られているミモザ。
ドライフラワーやリースなどにして楽しむ人も多く、ふわふわと黄色い花が特徴的で見ているだけで癒されますよね。
そんなミモザの基本的な育て方はもちろん、剪定方法や増やし方などより詳しい栽培方法をご紹介いたします。

目次

ミモザの基本情報

科名・属名:マメ科アカシア属
学名:Acacia baileyana
植え付け時期:4〜5月、9月下旬〜11月上旬
開花時期:3月〜4月頃
主な病気:うどんこ病、枝枯れ病
主な害虫:カイガラムシ、ミノガ類

適した環境

ミモザは水はけの良い土壌を好みます。
基本的に土質を選ばないので市販の培養土を使用しましょう。
もし自分で土を配合される場合は、赤玉土6:腐葉土3:軽石1で配合しましょう。

おすすめの培養土
花ごころ 花ちゃん培養土

日当たり

ミモザは日当たりの良い場所を好みます。
地植えの場合は日当たりの良い場所に植え付けましょう。
鉢植えの場合は、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。
日当たりが悪いと花の付きが悪くなってしまうので注意が必要です。

鉢での栽培方法

準備するもの

・ミモザの苗
・鉢(苗よりも2回りほど大きくそこに穴が空いているもの)
・鉢底石
・培養土
・移植ごて
・剪定ばさみ

植え付け

鉢の底が見えなくなるくらいに鉢底石を入れます。
培養土を鉢の半分程度入れます。
苗をポットから綺麗に取り出します。
根っこを軽くほぐしてあげると根付きが良くなります。
苗を鉢の中央に入れて、高さを調整しながら周りに培養土を入れていきます。
軽く根元を手で押さえてあげましょう。
植え付けが終わったら、鉢底からたっぷりと水が出るまで水やりを行いましょう。
すぐに直射日光の当たる場所に置くのではなく最初は半日陰に置いて
徐々に慣らしてあげると良いでしょう。

植え替え

植え替えの目安

鉢植えの場合、以下に当てはまれば植え替えをしてあげましょう。
・植え付けから2〜3年経過している
・根詰まりを起こしている(鉢底から根っこが出ている、水はけが悪い)

準備するもの

・一回り大きい鉢
・鉢底石
・培養土
・移植ごて
・剪定ばさみ

植え替えの手順

植え替えの2日前から水やりを控えて土を乾燥させておきます。
元の鉢から慎重に苗を取り出し、根っこをほぐしてあげましょう。
悪くなっている根っこがあれば切ってあげましょう。
新しい鉢に底が見えなくなるくらい鉢底石を入れます。
高さを調整しながら苗を入れます。
株の回りに培養土を隙間なく入れて軽く手で押さえましょう。
植え付け後は鉢底からたっぷりと水が出るまで水やりを行いましょう。
植え付けと同様にすぐに直射日光に当たる場所に置くのではなく
半日陰に1週間ほど置きながら、徐々に慣らしてあげましょうね。

地植えの場合は、基本的に植え替えの必要がありません。
最初に植える場所を慎重に選ぶことがポイントですよ。

育て方

水やり

鉢植えの場合、土が乾いたら鉢底からたっぷりと水が出るまで水やりを行いましょう。
真夏など乾燥する時期はよく観察して水切れしないように注意してください。
地植えの場合、植え付けから1年ほどは鉢植え同様に水やりが必要ですが、
定植してからは雨など自然の水やりに任せられるでしょう。

肥料

ミモザは基本的に追肥の必要がない植物ですが、
年に2回肥料を与えても良いでしょう。

花が咲き終わった後に、来年の花の付きをよくするために肥料を与えます。
「お礼肥(おれいごえ)」と言います。綺麗な花を咲かせてくれてありがとうという
気持ちを込めて与えてあげてくださいね。

後は厳しい寒さを超えるために1月頃に肥料を与えます。
これを「寒肥(かんごえ)」と言います。

おすすめの肥料
「ハイポネックスジャパン プランティア 花と野菜と果実の肥料」

剪定

ミモザは成長が早い樹木ですので、放置しておくと大きくなりすぎたり、
枝と枝が混み合ってしまい、日当たりや風通しが悪くなってしまいます。
大きさを調整したり、見た目をよくするためにも剪定を行うことをおすすめします。

剪定時期

剪定はミモザの花が終わったタイミングで行いましょう。
6月頃になると来年の花芽が出てきているため誤って切ってしまう恐れがあります。
時期を逃した場合は剪定を控えるのが無難ですが、
もし夏の間に枯れてしまった枝や病害虫の被害に会ってしまった場合は
花芽を切ってしまわないように注意して剪定してみてください。

剪定方法

・透かし剪定
枝と枝が混み合ってしまった場合、日当たりや風通しをよくするために剪定する方法です。
元気のない枝を見つけて剪定していきましょう。
枝の付け根から剪定してくださいね。

・芯止め
大きくなってしまい、もうこれ以上高く成長させないために剪定する方法です。
一番高く成長している主幹を剪定しましょう。

・切り戻し
樹木全体のバランスを整えたり、花付きをよくするために行う剪定方法です。
枝の途中にある芽の上で剪定しましょう。

目的に合わせた剪定方法で整えてあげてくださいね。

おすすめの癒合剤
「住友化学園芸 殺菌剤 トップジンM」

増やし方

ミモザは挿し木で増やすことができます。

挿し木の詳しい方法

剪定時期に元気のある枝を10〜15cmほどの長さで剪定します。
下から5cmくらいの葉っぱを取ります。
切り口を斜めにカットし、切り口から3cmくらいを1〜2時間ほど水につけておきます。
切り口に発根促進剤を塗ります。
育苗するためのポットと培養土を用意します。
先ほど準備した枝(挿し穂)を植え付けます。
植え付け後半月くらいは土壌が湿った状態をキープさせましょう。
しっかりと根っこが育ち、生育が安定したら植え替えを行います。
約半年くらいはかかりますので、根気よく育ててあげましょう。

おすすめの発根促進剤
「メネデール 植物活力剤」

病害虫

ミモザは基本的には病害虫の心配が少ない樹木ですが、
うどんこ病、枝枯れ病などが発生する恐れがあります。
よく観察して、症状が出た場合は悪い部分を剪定するか殺菌剤を散布しましょう。
剪定した場合は癒合剤を塗ることを忘れずに
また、カイガラムシ、ミノガ類などにも注意が必要です。
こちらも早期発見が最も効果的な対策方法ですが、改善しない場合は殺虫剤を使用します。

おすすめの殺虫殺菌剤
「住友化学園芸 ベニカXネクストスプレー」

花言葉

ミモザは、3月8日の「ミモザの日」(国際女性デー)で女性に贈られる花としても知られており、
この時期になるとコスメなどもミモザの香りの商品が登場しますよね。
本場のイタリアでの花言葉は「感謝」、そして日本での花言葉は「友情」「優雅」です。
家族や友人に対して、感謝やおめでとうという想いを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。

初心者でも育てやすい樹木であるミモザ。
ご自宅で育てたミモザで食卓を明るく彩ってみてはいかがでしょうか。

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