コンパニオンプランツとは？
異なる植物を一緒に植えて育てることで病害虫から防ぐことができたり、
お互いの成長を促進するなど、良い影響を生み出す組み合わせのことを言います。
農薬などの使用を抑え、より自然な方法で野菜を育てることができますよ。
共栄食物、共生作物などとも呼ばれています。
相性の良い植物の組み合わせと効果
トマトとバジル
バジルはトマトに寄ってくるアブラムシなどの害虫を駆除する効果があります。
また、バジルはトマトの根っこの微生物を多様にすると言われており、
一緒に植えることでトマトの風味が良くなりますよ。
ナスとパセリ
パセリはナスに寄ってくるアブラムシを好むテントウムシなどの益虫を
呼び寄せると言われており、アブラムシを捕食してくれるため
ナスを病害虫から守ると言われています。
キュウリとネギ類（ニラ、ニンニクなど）
ネギ類は根っこに生息する微生物が、キュウリがかかりやすいとされている「つる割れ病」などの発生を抑制する効果があると言われています。
また、香りが強いため、その他の害虫を遠ざける効果も期待できますよ。
さまざまな野菜とマリーゴールド
マリーゴールドは強い香りがするので、アブラムシ、ヨトウムシ、ハモグリバエなど様々な野菜に寄ってくる
害虫を寄せ付けない効果が期待できます。
また、根っこから化学物質が分泌されるため、
土の中の害虫も抑制する効果があると言われています。
害虫対策、病気予防、土壌改善など様々な効果が期待できるため、コンパニオンプランツとして一緒に植える植物として最適と言えますね。
相性の悪い植物の組み合わせ
トマトとジャガイモ
どちらも同じナス科の植物であることから、連作障害が起こりやすいです。
また、同じ病害虫が発生しやすい環境にあります。
エンドウ豆とネギ類（ニラ、ニンニクなど）
ネギ類はマメ科の植物の根っこの生育を悪くする可能性があります。
コンパニオンプランツを栽培する際の注意点
生育環境を整える
土作り、日当たりや水やりなど生育環境を整えてあげましょう。
土作りに関しては、基本的に野菜用の培養土を使用して栽培すれば問題ありません。
おすすめの培養土
「ハイポネックス 野菜の培養土」
植物同士の間隔や風通し
植物同士の間隔が狭かったり、風通しが悪い状態では上手く成長できません。
異なる植物を植えることで、一方の草丈が高い場合、もう一方の植物の日当たりが
悪くなってしまう場合があるため注意が必要です。
最終的な大きさを考慮して配置することを意識してくださいね。
コンパニオンプランツは病気や害虫の予防はもちろんのこと、
お互いの植物の成長促進や受粉促進の役割を果たしてくれます。
また、同じスペースに2種類の植物を植えることで、場所を有効活用することもできます。
ベランダでの家庭菜園やプランターなど省スペースで栽培するのに向いていますので
初心者の方もぜひ挑戦してみてくださいね。
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