オリーブの育て方とは?鉢植え・庭木で実を収穫するコツと挿し木で増やす方法

オリーブ

観葉植物としても人気のオリーブ。お庭を彩る植木としても素敵ですよね。
土作り、日当たり、水やり、剪定、病害虫対策まで、
室内でも庭でも楽しめる栽培の基本的な方法を詳しくご紹介します。

目次

基本情報

英名:Olive
科名・属名:モクセイ科 オリーブ属
植え付け時期:4〜5月または9〜10月
収穫時期:9〜10月(塩漬け用)11〜12月中旬(オイル用)
主な病気:炭疽病(たんそ病)、梢枯病(しょうこ病)
主な害虫:ハマキムシ、コガネムシの幼虫

適した環境

オリーブはPH7.5程の弱アルカリ性の土が適しています。
また、排水性や保水性の優れた土を好みます。
初めて栽培される方はオリーブ専用の培養土が市販されていますので
そちらを選んで栽培してみてください。

おすすめの培養土
「プロトリーフ オリーブの土」

日当り

オリーブは温暖な気候を好みますので、
日当たりと水はけの良い環境で育てましょう。
室内で育てる場合、日中は陽射しが当たる場所に移動させてあげてください。
日照時間が少ないと病害虫への免疫力も低下して今います。
また、オリーブはマイナス3度以下の環境では弱ってしまいますので、
真冬には室内に入れてあげるか、霜が当たらない場所へ移動するなど対策しましょう。

プランターでの栽培方法

準備するもの

・オリーブの苗木
・鉢
・オリーブ専用培養土
・鉢底石
・肥料
・移植ごて
・支柱
・選定ばさみ
・支柱

おすすめの鉢
「アップルウェアー プラ鉢 10号」

苗選びのポイント

実を収穫したい場合、異なる品種を2種類以上植える必要があります。
相性の良い組み合わせを購入する際に確認すると良いでしょう。
葉っぱの色が濃くて艶があるか、葉っぱの裏や茎などに病気や害虫がいないか、
鉢底から根っこが見えているかを確認してみてくださいね。

手順

鉢に底が見えなくなるくらい鉢底石を敷き詰めます。
その上に培養土を少量入れます。
苗木の根っこを崩さないように、ポットからゆっくりと引き出します。
苗木を鉢の中心に置き、高さを調整します。
苗木の土の部分が鉢の2〜3cmくらい下になるようにします。
庭木を支えながら、根鉢の周りに培養土を隙間なく入れていきます。
移植ごてで軽く培養土を突きながら入れていくと良いでしょう。
その後、鉢底からたっぷりと水が流れる程度に水やりを行います。

育て方

水やり

表面の土が渇いてきたら、鉢底から水が出るくらいたっぷり水やりを行います。
鉢植えの場合、土の乾燥も早いので、こまめに観察して水やりをするのがポイントです。
地植えの場合、自然の雨でも十分なので特に水やりをする必要はありませんが、
晴れた日が続いた場合、ホースリールなどを活用して水やりを行いましょう。

肥料

鉢植えの場合、年に3回(2月、6月、10月頃)くらい肥料を与えましょう。

おすすめの肥料
「ハイポネックス 錠剤肥料シリーズオリーブ用」

剪定

伸びすぎた枝や枝同士が混み合っている場所の枝を剪定しましょう。
なるべく新しい枝は避けて、古い枝から剪定していきましょう。
剪定は実がつくかどうかのポイントとなりますので、
日光や風通しの良い環境を整えられるようにしましょう。

挿し木

剪定した枝を活用して、挿し木で増やすことができます。
挿し木として使用する枝は、葉の色がよく元気なものを使用します。
挿し木する際、葉っぱを数枚残した状態で、枝を10cmくらいにカットします。
枝を斜めにカットすることで水を吸いやすくなります。
コップなどに水を入れて、1〜2週間ほど水につけておき、
その後、挿し木用の土に挿して、風通しの良い日影で水を与えながら様子を見ます。

植え替え

鉢植えの場合、根詰まりを起こすことで枯れてしまう原因になることがあります。
1〜2年に1度は植え替えを行いましょう。
成長速度に合わせてになりますが、ひとまわり大きい鉢に植え替えすると良いでしょう。
植え替え時期は真夏・真冬を避けて、4〜5月、9〜10月頃に行いましょう。

詳しいオリーブの育て方をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
ポイントを押さえて育てることができれば、初心者の方でも簡単に栽培することができますよ。
見ても食べても楽しめるオリーブの木をぜひ育ててみてくださいね。

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