イタリアンパセリの育て方は?種から栽培できる?挿し木での増やし方などをご紹介

イタリアンパセリ

イタリアンパセリはパセリの一種で葉っぱが平らなのが特徴です。
ビタミン、ミネラルや食物繊維を多く含む栄養価の高い野菜・ハーブです。
パセリの中でもイタリアンパセリは苦味が少なく、爽やかな香りが特徴であるため
サラダやパスタなどに刻んで入れてみるのはいかがでしょうか。
そんなイタリアンパセリを種からプランターで栽培する方法を詳しくご紹介します。

目次

イタリアンパセリの基本情報

別名:平葉パセリ
科名・属名:セリ科オランダゼリ属
学名:Petroselinum crispum var. neapolitanum
種まき時期:3月~5月(春まき)、9月~10月(秋まき)
植え付け期:4月~6月(春まき)、10月~11月(秋まき)
収穫時期:5月~12月頃(種まき時期による)
主な病気:うどんこ病、軟腐病
主な害虫:アブラムシ、ヨトウムシ

適した環境

ご自身で配合される場合、赤玉土=6:腐葉土=3:バーミキュライト=1の割合で配合してみてください。
プランターでの栽培の場合、ハーブ・香草の土を活用すると便利に栽培できます。

おすすめの土
「花ごころハーブ・香草の土」

日当り

基本的には日当たりと風通しの良い場所を好みます。
しかし強い日差しが苦手なので、半日陰に移動するなど対策をしましょう。

プランターでの栽培方法

準備するもの

・イタリアンパセリの種
・プランター
・鉢底石
・培養土
・肥料
・移植ごて
・剪定ばさみ

おすすめのプランター
「アップルウェアー 野菜用コンテナ 520型」

種まきの手順

プランターに底が見えなくなる量の鉢底石を入れます。
次にハーブ・香草の土を8割程度入れて、表面を平らにします。
次に指で1cmほどの深さの溝を一直線に作ります。
2列溝を作る場合は、溝と溝の間を15cmあけて作りましょう。
おすすめのプランターですと2列で栽培できます。
溝に沿って種を2cm間隔で蒔きます。この方法を「すじまき」と呼びます。
種が見えなくなるように土を被せて、手で軽く押さえます。
鉢底から水がたっぷり出るまでしっかりと水やりを行います。

植え付け

苗を購入して植え付けをする場合は、
プランターに底が見えなくなる量の鉢底石を入れます。
次にハーブ・香草の土を8割程度入れて、表面を平らにします。
ポットの土が入るくらいの穴を移植ごてで掘ります。
ポットから苗をそっと取り出し、穴に入れて土寄せを行います。
土寄せとは、土を被せて軽く手で抑えることを言います。
植え付け後はたっぷりと水やりを行いましょう。

育て方

水やり

基本的には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行います。
乾燥させすぎると風味が落ちるので、
夏場の場合は朝夕たっぷりと水やりを行いましょう。
ただし、水やりをし過ぎると根腐れを起こしてしまうため、
しっかりと観察しながら水やりを行いましょう。

肥料

プランターで市販の培養土を使用する場合は、
培養土にたっぷりと肥料が含まれているので、植え付け時期の肥料は必要ありません。
種まき時期からは2ヶ月+2〜3週間くらいで、
植え付け時期からは2~3週間後に肥料を与えましょう。このことを「追肥」と言います。
肥料切れを起こした場合、葉っぱが黄色くなってしまうため注意しましょう。

おすすめの化成肥料
「住友化学園芸 マイガーデン ベジフル」

間引き

しっかりと生育するために、日当たりや風通しをよくしてあげる必要があります。
そのためにイタリアンパセリの場合は収穫までに2回間引きを行います。


1回目は双葉が開いたタイミングで行います。
株間が3cm程度になるように間引いていきましょう。
よく観察し、葉っぱの形が悪かったり、茎が細い苗から取り除きましょう。

2回目は本葉は5~6枚になったタイミングで行います。
株間が5cm程度になるように間引きましょう。
葉っぱや茎が丈夫で色や艶が良い株を残して取り除きましょう。

間引いた葉っぱも食べることができますよ。

病害虫

うどんこ病、軟腐病はそちらも土の中にある細菌が原因で発生する病気です。
高温多湿な環境で発生しやすいため、しっかりと間引きを行い、風通しの良い場所で栽培しましょう。
もし病気になってしまった場合はすぐに摘み取るようにしましょう。
アブラムシ、ヨトウムシなど害虫被害も同様です。
葉っぱの裏などもしっかりと観察し、見つけ次第すぐに取り除きましょう。
それでも改善しない場合は、殺虫剤を散布しましょう。

おすすめの殺虫剤
「住友化学園芸 ベニカXネクストスプレー」

摘芯(摘心)

株を強くし、収穫量を増やすために、草丈が約20cmほどになったら、摘心します。
摘心とは成長点を摘み取る作業のことを言います。
具体的な作業方法としては、茎の先端にある新芽を剪定ばさみでカットします。
イタリアンパセリの場合、トウ立ちした花芽・主茎の先端部分をカットすることで
より多くの葉っぱを収穫することができますよ。

増やし方(挿し木)

イタリアンパセリは挿し木によって増やすことができます。
収穫の際に剪定する枝を使って挿し木をすると良いでしょう。

準備するもの

・剪定ばさみ
・発根促進剤(ルートン)
・挿し木用の土
・育苗ポット

手順

・収穫の際に10cmほどの枝を切り口を斜めにカットする
・切り口から3cmほどの葉っぱは取り除く
・切り口に発根促進剤(ルートン)を塗る
・育苗ポットに挿し木用の土を入れる
・先ほど用意した枝を3cmほど土に差し込み軽く押さえる
・たっぷりと水やりをする

発根するまでにやく1〜2週間ほどかかります。
しっかりと根っこを育てるために毎日しっかりと水やりを行いましょう。
保管場所は半日陰で風通しの良い場所にしましょう。
発根を確認したら植え付けを行なってください。

収穫方法

草丈が20cmくらいに成長したら収穫できます。
継続して収穫でき、新鮮な葉っぱを長く楽しむためにも
外側の葉っぱから順に剪定ばさみでカットする収穫方法がおすすめです。
収穫する際に先ほど説明した「摘心」を一緒に行うと良いでしょう。
また、料理にちょこっと使用したい場合は、葉っぱのみ数枚カットしても良いでしょう。
ただし、傷をつけないためにもハサミでカットすることをおすすめします。

イタリアンパセリは少量でも色々な栄養を摂取できる野菜・ハーブですので、
ご自身で育てた新鮮なイタリアンパセリをぜひ日頃の食卓に取り入れてみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次