ルッコラ(ロケット)の育て方は?種まきからプランターで栽培する方法をご紹介

ルッコラ

ビタミン類が豊富で、サラダはもちろんパスタやピザなどイタリア料理でよく使われる野菜・ハーブとして知られるルッコラ。
ほんのりとゴマの風味があり、ピリっとした辛みが特徴的です。
食卓のアクセントになるルッコラは家庭菜園に向いており、初心者の方にもおすすめです。
そんなルッコラの基本的な栽培方法や、種まき、間引き、収穫など詳しい方法をご紹介します。

目次

ルッコラの基本情報

別名:ロケット
科名・属名:アブラナ科キバナスズシロ属 属
学名:Eruca vesicaria
種まき時期:3月~5月(春まき)9月~10月(秋まき)
植え付け期:4月~6月(春まき)9月下旬~11月上旬(秋まき)
収穫時期:5月~7月(春まき)10月〜(秋まき)
※種まきから30〜40日間ほどで収穫できます。
主な病気:軟腐病
主な害虫:ヨトウムシ、コナガ、アブラムシ

適した環境

ご自身で配合される場合、赤玉土=6:腐葉土=3:バーミキュライト=1の割合で配合してみてください。
プランターでの栽培の場合、ハーブ・香草の土を活用すると便利に栽培できます。
一度ルッコラを栽培した土を再利用してしまうと、連鎖障害や病害虫の被害を起こしやすくなります。

おすすめの土
「花ごころハーブ・香草の土」

日当り

日当たりと風通しの良い場所を好みますが、
直射日光に当たり過ぎると固くなってしまう恐れがあるため、
夕方には影に入る場所などが適しています。

プランターでの栽培方法

準備するもの

・ルッコラの苗
・プランター
・鉢底石
・培養土
・肥料
・移植ごて
・剪定ばさみ

おすすめのプランター
「アップルウェアー 野菜用コンテナ 520型」

種まきの手順

プランターに底が見えなくなる量の鉢底石を入れます。
次にハーブ・香草の土を8割程度入れて、表面を平らにします。
次に指で1cmほどの深さの溝を一直線に作ります。
2列溝を作る場合は、溝と溝の間を15cmあけて作りましょう、
おすすめのプランターですと2列で栽培できます。
溝に沿って種を蒔きます。この方法を「すじまき」と呼びます。
種が見えなくなるように土を被せて、手で軽く押さえます。
鉢底から水がたっぷり出るまでしっかりと水あうありを行います。

育て方

水やり

基本的には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行います。
ルッコラは湿度を嫌うため、水やりのしすぎには注意が必要です。
ただし、乾燥し過ぎると美味しく無くなってしまいますので、
よく観察しながら水やりを行いましょう。

肥料

ルッコラは種を蒔いてから収穫までの期間が短いため
プランターで市販の野菜用培養土やハーブ・香草の土を使用する場合、
たっぷりと肥料が施されているため、基本的に追肥の必要はありません。
ただし、葉っぱをよく観察し、黄色くなったり元気がない場合は追肥しましょう。
2回目の間引きのタイミングで追肥すると良いでしょう。

おすすめの化成肥料
「住友化学園芸 マイガーデン ベジフル」

間引き

しっかりと生育するために、日当たりや風通しをよくしてあげる必要があります。
そのためにルッコラの場合は収穫までに2回間引きを行います。

1回目は双葉が開いたタイミングで行います。
株間が3cm程度になるように間引いていきましょう。
よく観察し、葉っぱの形が悪かったり、茎が細い苗から取り除きましょう。

2回目は本葉は4~5枚になったタイミングで行います。
株間が5cm程度になるように間引きましょう。
葉っぱや茎が丈夫で色や艶が良い株を残して取り除きましょう。

ルッコラの場合、間引いた葉っぱも食べることができますので、
サラダにして楽しんでくださいね。

病害虫

軟腐病は高温多湿の環境で発生しやすくなります。
風通しの良い環境で栽培することが予防となります。
もし軟腐病にかかってしまった場合は株ごと処分する必要があります。
ヨトウムシ、コナガ、アブラムシなどの害虫は見つけ次第駆除しましょう。
防虫ネットを取り付けるなどして、事前に対策しておくと良いと思いますが、
もし駆除できない場合は、殺虫剤で対策しましょう。

おすすめの殺虫剤
「住友化学園芸 ベニカベジフルスプレー」

連作

ルッコラはアブラナ科の野菜ですので、連作障害の影響が出やすいです。
連作障害とは、同じ場所で同じ野菜を繰り返して栽培すると、
土壌の状態が悪くなり、株に上手く栄養が届かなかったり、
病害虫が発生してしまうなどの問題が起こりることです。
プランターで栽培の場合は、新しい培養土で栽培するようにしましょう。

収穫

収穫時期

種まきから30~40日後くらいです。
葉っぱの大きさが約10cm、草丈が20cmほどで収穫しましょう。

収穫方法

株ごと引き抜く収穫方法もありますが、
ルッコラは収穫中もどんどん成長していくので、
継続して収穫でき、新鮮な葉っぱを長く楽しむためにも
外側の葉っぱから順に剪定ばさみでカットする収穫方法がおすすめです。

初心者でも栽培しやすいルッコラ。
容器や日当たりなどの環境を工夫すれば室内でも栽培が可能です。
ルッコラを育てて、食卓に彩りをプラスしてみませんか?

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