にんじんの栽培方法とは?家庭菜園で育てるためのポイントやコツをご紹介。

にんじん

にんじんとは緑黄色野菜の代表で栄養豊富な野菜です。
β-カロテン、食物繊維、カリウム、ビタミンC、葉酸などを含み離乳食などでも人気の食材となります。
また、種類も豊富で家庭菜園など省スペースでも栽培しやすい品種もあります。
そんなにんじんの基本情報や上手に育てるための栽培方法をご紹介します。

目次

にんじんの基本情報

科名・属名:セリ科ニンジン属
学名:Daucus carota L.
種まき期:春まき:3月下旬〜5月上旬、夏まき:6月下旬〜7月中旬
収穫時期:春まき:6月下旬〜8月中旬、夏まき:9月下旬〜2月頃
主な病気:黒斑病
主な害虫:ネキリムシ、キアゲハ

適した環境

種まき2週間前:苦土石灰をまいて良く耕す
種まき1秋雨間前:化成肥料を追肥する
プランターで栽培する場合、野菜専用の培養土を使用すると良いでしょう。

おすすめの培養土
「ハイポネックス 野菜の培養土」

日当り

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

プランターでの栽培方法

用意するもの

・プランター(深さが30cmのもの)
・種(五寸にんじんなど根が20cm以下のサイズ)
・培養土
・化成肥料
・鉢底石
・移植ゴテ

プランターでの種まき

プランターに底が見えなくなるくらい鉢底石を敷き、その上に培養土を入れます。
深さ1cmほどの溝を作り、5cm間隔で種をまきます。
にんじんは光が当たると発芽しやすいため、土は薄くかぶせて軽く押さえましょう。
プランターは日当たりの良い場所に置き、発芽までは毎日水をやります。
種まき後、7〜10日くらいで発芽します。
発芽した後は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行いましょう。

おすすめのプランター
「リッチェル 菜園上手 63型N」

間引き

発芽したら間引きを行います。
株間が3cmほどになるように間引きを行います。
本葉が2〜3枚ほどになったら株間が6cmほどになるように間引きしましょう。
さらに本葉が5〜6枚ほどになったら株間が10〜12cmほどになるよう間引きをしましょう。

追肥

間引きを行った後に追肥を行いましょう。
化成肥料を10〜20gほどの量をまきます。
最後の間引きの後は2週間に1回の追肥を行いましょう。

土寄せ

にんじんは育ってくると根っこが土から出てくる場合があります。
そのままにしておくとにんじんが変色してしまうため、しっかりと土を被せましょう。
この作業を「土寄せ」と言います。

育て方

水やり

種まきの際はしっかりと水やりを行いましょう。
芽が出てからは乾いたら水をやる程度で問題ないです。

肥料

間引き後に化成肥料を追肥しましょう。
しかし、にんじんが太ってからの追肥は必要ありません。

おすすめの化成肥料
「住友化学園芸 マイガーデン ベジフル」

病害虫

黒斑病が発生した場合、殺菌剤を散布します。
ネキリムシやキアゲハの幼虫を見つけた場合は取り除き、
それでも発生してしまう場合は殺虫剤を散布して対策を行いましょう。

収穫

葉っぱが黄色くなってきて、五寸にんじんの場合、根っこの直径が4~5cmほどになったら収穫です。
(品種によってサイズが異なりますので、確認してみてください。)
葉っぱの付け根である根元を持って、真っ直ぐ真上に引き抜いて収穫しましょう。
土が固くなってしまっている場合は、根っこの周りを移植ごてなどで掘ってから
引き抜くと根っこを傷つけることなく収穫できますよ。

収穫が遅れてしまうと、根っこが割れてしまったり、固くなってしまいます。
五寸にんじんの場合、種まきからおよそ100~120日程度で収穫となります。
収穫のタイミングが分かりづらい場合は、種まきの日からの日数を確認しておくと良いでしょう。

にんじんの種類

金時にんじん:「京にんじん」とも呼ばれており、色鮮やかな赤色が特徴のにんじんです。
煮崩れしづらいので、おせち料理などによく使われています。
五寸にんじん:最も有名でスーパーなどで一般的に販売されているにんじんです。
色はだいだい色で、さまざまな料理に向いています。
ミニキャロット:皮が薄くて柔らかいのが特徴で、皮ごと食べられるのでサラダなどでも人気です。
プランター栽培に向いていますよ。

離乳食初期から食べられるにんじんは,お子様の成長に欠かせない栄養素がたっぷり!
地植えだけでなく、プランター栽培も問題なく育てることができますし、さまざまな料理にもアレンジすることができますよ。
ご家族で一緒に育てることで「食育」にも繋がりますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次