九条ねぎの育て方とは?初心者でもプランター栽培できるポイントとは?

九条ネギ

九条ねぎとは、葉ネギ(青ネギ)の一種で、葉がしっかりとしながらも、とても柔らかく食べられます。
また「ぬめり」が特徴的で、甘さと香りが強い品種です。京都府に京都の伝統野菜として指定されています。
葉っぱの青い部分にはビタミンやカロチンが含まれており、疲労回復や免疫力アップが期待できます。
昔から風邪を引いたら、首にネギを巻けと言われるほど栄養豊富な野菜の一つです。
そんな九条ねぎを家庭菜園で栽培してみませんか?詳しい育て方をご紹介します。

目次

九条ねぎの基本情報

科名・属名:ユリ科ネギ属
学名:Allium fistulosum
種まき期:4〜9月
植え付け期:6月〜10月
収穫期:7月〜4月
暑さと寒さに強いため、1年を通して栽培が可能な野菜です。

適した環境

地植えの場合、種まきの2週間前に苦土石灰を全体に散布して耕します。
1週間以上前に堆肥と化成肥料を与えて再度耕します。
プランターでの栽培の場合、野菜用の培養土を活用すると便利に栽培できます。

おすすめの培養土
「ハイポネックス 野菜の培養土」

日当たり

1日4〜5時間くらい直射日光の当たる場所に置きましょう。
半日陰でも栽培可能ですが、日当たりが良好な場所を選びましょう。

プランターでの栽培方法

用意するもの

・プランター
・野菜用培養土
・鉢底石
・化成肥料
・移植ごて
・剪定用ばさみ

プランターでの種まき

プランターに底が見えなくなる程度に鉢底石を入れます。
次にプランターの8割くらいになるように培養土を入れます。
種まきは「すじまき」がおすすめの方法です。深さ1cmくらいの溝を一直線上に作り種をまきます。
溝と溝の間は15cmほど離しておきたいので、60cmほどのプランターを使用する場合、2列程度にまくと良いでしょう。
種まき後は軽く土を被せて、たっぷりと水やりを行いましょう。
発芽までは日陰におくか、もしくは新聞紙などを被せておきましょう。
7〜10日ほどで発芽します。

おすすめのプランター
「リッチェル 菜園上手 63型N」

間引き

草丈が5cm程度になったら、重なり合った株を取り除きましょう。
おおよそ株間が2cmほどになるように意識しましょう。
また、生育状況が良くない株を選んで間引くようにしましょう。
間引きをすることにより、日当たりや風通しが良くなります。
間引き後は株が倒れないように、株元に土寄せを行うことを忘れないように。

育て方

水やり

基本的には土の表面が乾いたらたっぷりと水やりを行います。
根腐れ防止のために水のやりすぎには注意が必要です。
甘く育てたい場合は乾燥気味にすると良いでしょう。

肥料

種まきから1ヶ月ほどで追肥しましょう。
株元から5cmほど離して追肥します。

おすすめの化成肥料
「住友化学園芸 マイガーデン ベジフル」

病害虫

うどんこ病や白斑葉枯病に注意が必要です。
見つけた場合は、葉っぱを取り除くようにしましょう。
風通しや日当たりが悪いと発生する可能性があるため栽培環境を見直しましょう。
また、アブラムシやヨトウムシなどが発生する可能性があります。
よく観察して、見つけた場合はすぐに取り除きましょう。
もし取り除けない場合は殺虫剤などを散布して対応しましょう。

おすすめの殺虫剤
「住友化学園芸 ベニカベジフルスプレー」

九条ネギは春先になると株の中心から花茎(かけい)が伸びてきます。
その後、先端に丸い花蕾(からい)であるねぎ坊主がつきます。
このことを「とう立ち」と呼びます。
放っておくと花に栄養が取られてしまい、葉が育たなくなりますので
早めに摘み取るようにしましょう。

収穫

種類にもよりますが、草丈が30〜40cmほどになったら収穫のタイミングです。
一度に収穫する場合は、根元から引っこ抜いて収穫します。
何度か収穫したい場合は、剪定用ばさみでカットして収穫します。
根元から3〜5cmほど残してカットしましょう。
カットした後は追肥して栄養補給してあげましょう。

九条ネギの種類

九条ネギは大きく分けて2種類あります。
九条太ネギ(浅黄種):葉が濃い緑色で太いのが特徴です。
九条細ネギ(黒種):葉が薄い緑色で細いのが特徴です。
種苗メーカーによって様々な名前の品種がありますので、お好みの種類を見つけてみてください。

すき焼きなどの鍋料理から、ネギのぬたなどのおばんざい料理、薬味としても大活躍な九条ねぎ。
初心者の方でも栽培しやすく、また1年を通して収穫できるため食卓の彩りに栽培してみませんか?

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